DS-SSMA通信システムの電力スペクトルおよびSN比特性

日下 浩次  中井 敏久  下川 義弘  西田 富士夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J66-B   No.11   pp.1362-1369
発行日: 1983/11/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
専門分野: 
キーワード: 


本文: PDF(564.9KB)>>
論文を購入




あらまし: 
既存の通信システムと周波数帯を共用するスペクトル拡散(SS)通信方式のシステム化においては,伝送信号の拡散電力スペクトルの特性が問題になる.本論文は,直接拡散によるスペクトル拡散多元接続(DS-SSMA)方式において,伝送データ系列が周期定常過程の場合の拡散電力スペクトルの解析法及び伝送データがたたみ込み符号の場合の計算結果を示している.これらから,電力スペクトルは(sinx/x2分布とは異なり,伝送データ系列及びSS符号によって影響され,他のシステムに対し無視できない尖頭値をもつことを明らかにしている.さらに,伝送路において白色ガウス雑音が付加され,伝送帯域が制限された場合の受信機の相関検出器出力における信号対雑音(SN)比及び,比較のため,制限がない場合のSN比の解析を行ない,許容される同時通信者数が変動してもSN比の劣化量は殆んど変化がなく,帯域幅とチップ時間の積が約0.85以下では急激にSN比が劣化し,約1.5以上では劣化量は約0.5dB以下になること等を示している.