分布結合定抵抗受動回路によるディジタル周波数逓倍器について

坂上 岩太  羽鳥 孝三  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J66-B   No.10   pp.1295-1302
発行日: 1983/10/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
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あらまし: 
入力方形波の繰り返し周波数を逓倍する分布結合線路形ディジタル周波数逓倍器に関しては近年2,3の報告がなされている.本文はn区間分布結合定抵抗回路及びn区間分布定数橋絡T形回路の伝達関数がz-1に関し共に,n次の有理関数になることから,この伝達関数を出発点として議論を進めている.その結果,z-1に関してn次の分母多項式の係数,同じくn次の分子多項式の係数及び定常状態における回路の出力応答に議論が絞られている.それ故,ここで得られた結果は本文が扱っている伝達関数を持つ全ての回路に適用性を持つものであるが,個々の回路の実現条件を詳しく述べたものではない.しかしながら,図4~7に示す実験例,計算例については分布結合定抵抗回路に関して行っている.本文では入力として1-11-1インパルス列をも導入している.又,時間領域ばかりでなく周波数領域における回路の動作も調べ,入射インパルス列が持つ離散的な周波数成分を適当に間引きすることによって,時間領域においてより高速化されたインパルス列を出力することを述べている.