2次及び4次の基本リアクタンス区間のウェーブディジタルフィルタ

鈴木 正敏  若林 裕之  三木 信弘  永井 信夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J66-A   No.2   pp.152-159
発行日: 1983/02/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
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あらまし: 
低係数感度ディジタルフィルタを実現する方法に,抵抗終端LCはしご形回路をシミュレートする方法があり,ウェーブディジタルフィルタと呼ばれている.しかしながら,抵抗終端LCはしご形回路で実現可能な伝達関数は制限されている.任意の伝達関数を実現する抵抗終端リアクタンス回路は,基本リアクタンス区間の縦続接続により合成することができる.本論文では,2線条線路を用いるBrune区間,Type-C区間,Type-E区間及びType-D区間を各基本リアクタンス区間のモデルとし,これらの基本区間をモード分解の手法を用いて理想変成器網(非相反回路にはジャイレータも用いる)と結合のない無損失線路とで等価回路表示することにより,相反,非相反2次区間及び相反4次区間の基本ウェーブディジタルフィルタを導出する.本構成法による基本ウェーブディジタルフィルタを用いて実現されるディジタルフィルタは,有限語長乗算器構成においては原アナログ回路に厳密には対応しないにもかかわらず,ウェーブディジタルはしご形フィルタと同様に低係数感度ディジタルフィルタとなることを例題により確かめている.