剰余数系に基づくパルス列演算回路とディジタルフィルタへの応用

苫米地 宣裕  亀山 充隆  樋口 龍雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J65-D   No.2   pp.147-154
発行日: 1982/02/25
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Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 論文
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あらまし: 
本論文では,剰余数演算回路を効率的に実現する方法として,カウンタが,剰余数系に良く適合した性質を有することに着目し,カウンタを主要な構成要素とし,パルスの計数と,符号変換に基づく演算方式(パルス列演算方式)を提案している.まず,カウンタとして,リングカウンタを用い,機能は,減算と係数乗算を一体化した,差積演算の形式とすれば,汎用性のある剰余数基本演算回路が,従来の方法と比較して,大幅に少ない構成要素数で,実現できることを明らかにしている.更に,この回路を,基本モジュールとして,巡回形ディジタルフィルタの実現に不可欠な,加算器,剰算器,スケーリング回路,および,アナログ信号との相互変換回路などの構成法を示している.この結果,剰余数系の特長を生かした,高速ディジタルフィルタが,従来の方法に比べ,より少ないモジュール数と,大幅に少ないモジュール間結線数で,効率的に,構成できることを明らかとしている.