移動通信における4相DPSK符号誤り率の多波干渉特性

 克譲  森永 規彦  滑川 敏彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J65-B   No.9   pp.1180-1187
発行日: 1982/09/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
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陸上移動通信では,限られた周波数の有効利用のため,小無線ゾーン内で同一周波数の繰返し使用が採用されている.そのため,同一チャネル干渉が非常に起りやすくなる.本論文では,将来の音声以外の異種情報サービスの混在をも想定して,同一チャネル任意変調相数のDPSK干渉波が複数個存在する場合の,フェージング4相DPSK方式に関する統計的性質ならびに誤り率の解析を行なっている.まず,直交する二つの遅延検波器出力の確率密度関数を,特性関数を用いることにより,新たに導出し,それを基本式として,誤り率に関する多波干渉特性を理論的に解明している.得られた理論式は,希望波の自己相関関数のみならず,各干渉波のそれも含んでおり,干渉波の変調相数,各干渉波の電力配分及び干渉波数など多方面から,移動通信における4相DPSK方式の多波干渉特性を評価できるものである.なお,本論文においては,希望波及び干渉波のフェージングスペクトルは中心周波数に関して対称なものを仮定している.