エンドツーエンドウインドウフロー制御のもつ網入力順序調整効果

秋吉 一郎  中西 暉  真田 英彦   慶一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J65-B   No.4   pp.477-484
発行日: 1982/04/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
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あらまし: 
CCITT勧告X.25がレベル3のフロー制御法の1つとして規定しているエンドツーエンドウインドウ方式を用いたパケット交換網を設計するにあたり,本方式のもつ基本的動作に対する考察が重要な問題である.既に筆者らはこの問題に対してシミュレーションによる検討を行い,本方式を用いて入力制限を行うと網内ふくそう緩和による交換機バッファ容量の低減が図れるだけでなく,入力制限を行わない場合よりも小さい全遅延(パケットが網外及び網内で被る遅延)が実現できることを示した.さらに,このようになるのは,本方式を用いると異なる論理チャネルに属するパケットの網へ入る順序が,縦続する次段の回線利用に都合のいい方向に,調整されて入替わる(IS:Input-Sequencing)ためであることを示唆した.本論文では,パケットの次段回線への複合到着間隔分布を解析により求め,さらに解析に基づく数値計算並びにシミュレーションにより,本方式のもつIS効果が小さい遅延を実現できることの1つの理由であることを理論的に裏づける.