ウインドウフロー制御を用いたパケット交換網の伝送遅延特性

秋吉 一郎  中西 暉  真田 英彦   慶一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J65-B   No.3   pp.302-309
発行日: 1982/03/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
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あらまし: 
ウインドウ方式を用いたパケット交換網の設計を行うにあたり,ウインドウ割当などのシステムパラメータの設定は重要な問題である.従来,この問題に関する研究は,いずれも即時系(loss system)を取り扱っており,パケットが網外で被る入力待ち時間を対象外としている.本論文では,待時系(delay system)を考察の対象として入力待ち時間を含む遅延特性を評価尺度にし,簡単のためにACK返送時間が十分小さいとしたときのウインドウ割当問題についてシミュレーションにより検討する.その結果,入力制限を行わない場合(無規制方式)の各論理チャネル上の平均滞留パケット数とほぼ等価なウインドウを割り当てて入力制限を行うと,パケットは網外での入力待ち時間を被ることがあるにもかかわらず,無規制の場合よりも小さい遅延が実現できることを示す.更に,網規模を拡張した場合,およびX.25に準拠したACK返送方法を用いた場合にも上記のウインドウ割当が有効であることを示す.