代数的多重化・多重分離法とそのループネットワークへの応用

秦 淑彦  笠原 正雄  滑川 敏彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J65-B   No.11   pp.1401-1408
発行日: 1982/11/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
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あらまし: 
データを符号化することにより,データが衝突してもそのまま多重化を行う符号分割多重化方式が,最近注目を集めている.従来の符号分割多重化方式は,ユークリッド的加算により多重化を行うため,同時多重化数に限界がある等の欠点を有している.それに対して,データを代数的符号に符号化して多重化を行う代数的符号分割多重化方式が提案されているが,この方式では単に法2の加算により多重化を行うため,同時多重化数が増加しても信頼度の高い多重化が可能であり,さらに誤り制御およびデータ保護が可能である等の特長を有している.本論文では,代数的符号分割多重化方式をループネットワークに適用した場合を考え,基本的なシステムに対してパフォーマンスの解析を行う.そして,従来方式である同期時分割多重化方式および非同期時分割多重化方式を用いたシステムと,おもに遅延特性,回線占有率および誤り制御能力の面から比較し,検討を行う.さらに,本方式を用いてデータ保護が可能であることを指摘する.この結果,本方式は従来方式と異なった多くの興味ある特徴を有し,種々のシステムに適用し得ることを示す.