活性金属法によるろう付接合フェライト磁気ひずみ振動子とその特性

伊東 一臣  水野 正光  高瀬 誠次  木村 修  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J65-A   No.6   pp.556-563
発行日: 1982/06/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
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あらまし: 
磁気ひずみ振動子用フェライトはフェライト同志の直接接合がむずかしく,従来エポキシ樹脂等による接着が行われているが,これは耐熱性がわるく高出力用には適しない.本論文はフェライトの耐熱性のよい銀ろう付接合が,Tiを活性金属としAg-Cu-Zn銀ろうを用いて,Arガス封入炉中920℃加熱により成功したことを述べる.フェライトとフェライトの銀ろう付接合で,チタン・銀ろう合計重量に対するチタン重量比が38~42%の範囲において,最大150kg/cm2の引張強さを得た.更にフェライトと銀ろうの接合部に金属学的考察を加え,チタン重量比が上記の範囲から外れた場合には,接合部の金属組織に局部的弱点を生じ,これが引張強さに大きく影響していることを明らかにした.最後に2つのフェライト振動子をろう付接合した複合振動子を,B形動作(磁化一定)で周波数を変えて励振し,機械端子速度Vと機械的Qとの関係を求めた.ろう付接合部が機械的に破断する振動破断速度は約95kine rmsで,その時のQは約300であった.