2次元最大事後確率推定による画像の復元

明石 彰  溝口 理一郎  柳田 益造  角所 収  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J64-A   No.11   pp.908-915
発行日: 1981/11/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
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本論文は,画像の離散的標本信号が2次元定常確率過程に従うとの仮定の下に正規白色雑音の重畳によって劣化した画像の復元問題に関して,最大事後確率推定法を2次元へ拡張することにより得られた一つの新しい復元手法について考察したものである.本質的に画像信号は2次元の広がりを持ち,その意味で画像復元においては1次元の画像モデルに基づく逐次処理よりも,むしろ2次元の画像モデルに基づく一括処理の方が適しているとの基本的立場から,本論文では2次元の画像モデルに基づいて,まずスムージングを意識した最大事後確率推定法の2次元への拡張を行う.次に,同推定法の手続きに従って得られた推定量の連立方程式は,画像を行列とみなすことによって行列方程式で表現できること,及び行列演算による一括処理を行うことで解行列としてのスムージング推定画像が得られることを示す.最後に,計算機シミュレーションを行い,本手法の有効性を確認する.