高速PCMのシステム同期―復帰時間の分散を考慮した場合―

佐藤 正志  高木 誠一  笠原 正雄  滑川 敏彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J62-B   No.1   pp.9-16
発行日: 1979/01/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
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あらまし: 
パルススタッフィングによる同期化方式を用いて多重化構成されているPCMシステムの同期復帰特性としては,階層構造を持った,いわゆる「システム同期」について検討する必要がある.各次群の同期復帰時間はその平均値のまわりに,ある分散を持って分布しているため,復帰時間の分布の安全側評価を考慮した同期復帰特性の改善法を確立するためには,復帰特性の分散を考慮した検討が必要である.そこで本論文では,PCMハイアラーキが5次群構成の場合の同期復帰時間の分散を与える式を導出し,次いで高次群から低次群へと同期復帰する過程における各次群の同期復帰時間の分布の広がりの変化の様子を解析し,それらを基に復帰時間の分布の安全側評価を考慮した復帰特性の改善法を提案すると共に,実際のシステムに対する適用例を述べている.この場合,改善効果が若干量にとどまることを述べ,このような実際のPCMシステムの復帰特性を大幅に改善するためには1次群の復帰方式について検討する必要があることを指摘している.