リークのあるディジタル積分器を用いたDPCM通信路のバースト誤り特性

山田 芳郎  田崎 三郎  笠原 正雄  滑川 敏彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J61-B   No.11   pp.951-958
発行日: 1978/11/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
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DPCM通信路において生じるバースト誤りによる伝送品質劣化は,復号器および局部復号器としてリークのある積分器を用いることによって改善することができる.本論文では,リークのあるディジタル積分器を用いたDPCM通信路における復号誤り特性を解明することを試みている.まず,孤立した単一のディジット誤りが引起すバースト誤りの振舞を有限状態マルコフ連鎖モデルによって近似し,これを用いてバースト誤りの継続時間の期待値μt及び,バースト誤りの全エネルギーの期待値μeを表す理論式をそれぞれ導く.更に,リークが±δ(δ>0)の2値をとる最も簡単な場合については,μt及びμeの具体的な計算例を示すことにより,これらが局部復号器出力の分散σ2yに依存し,σ2yが小さくなるにつれて減少することを明らかにする.これらの理論値は,併せて行った計算機によるシミュレーション実験の結果をよく表している.