固定遅延特性をもつ分布定数可変減衰等化器

前川 英二  小野 幸次郎  永井 信夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J61-A   No.6   pp.551-558
発行日: 1978/06/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
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あらまし: 
本論文はマイクロ波用等化器についての一考察であり,減衰特性を可変にでき,そのとき遅延特性は不変となる可変減衰等化器が得られることを示し,その試作実験結果が理論特性によく合うことを示している.マイクロ波等化器は分布定数線路で構成され,しかもその2ポートが定抵抗2ポートとなることが望まれる.そのような等化器の1つの設計法に分布結合形方向性結合器,単位素子(u.e.)及びπ形定抵抗2ポートを用いて定抵抗2ポートを構成する方法がある.その構成法の中の一つであるクロス接続を用いて定抵抗2ポートを構成することにより,固定遅延特性の可変減衰等化器が得られる.その可変減衰等化器は減衰極を持つようにできる場合もあり,又,直流から中心周波数までの周波数帯域で単調に増加する減衰可変等化器になる場合もあり,後者の単調増加形可変減衰等化器は実部近似関数による設計法を用いて設計されうることが示される.又,一般にこのような等化器の解析には信号流れ線図を用いれば,計算をより簡単に行えることも示されている.