適応オートマトンのクラスについて

阿曽 弘具  木村 正行  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J61-A   No.6   pp.535-542
発行日: 1978/06/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
専門分野: 
キーワード: 


本文: PDF(560.3KB)>>
論文を購入




あらまし: 
未知な外界(環境)において適応する機能をもつオートマトンが種々提案され,その性質について議論されてきた.それらは発見的に構成されているため,その構造の本質的な性格が分かりにくかった.そのため,著者らは適応オートマトンの構造について必要(かつ/あるいは)十分条件を調べた.しかし,適応オートマトンのクラスを一般的に明示的に表現するまでには至っていない.本論文の目的は,明示的な構造をもつより一般的な適応オートマトンを構成し,そのクラスの性質を明らかにすることである.既に知られている必要条件を参考にして,3種類のオートマトン(確率順序機械)を構成した.それらは既知の適応的(確率)順序機械の一般化になっており,この視点からそれらを分類整理した結果を表に与える.更に,オートマトン間の関係として「有利さ」を定義し,構成した機械についてその有利さを比較することによって,適応オートマトンのクラスが有利さの関係で無限の階層をなすことが知られた.又,構成した機械のクラスの一つの性質として,ε-最適性を示す.