平面構成の2線条線路による橋絡T形等化器

前川 英二  小野 幸次郎  永井 信夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J61-A   No.2   pp.135-142
発行日: 1978/02/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
専門分野: 
キーワード: 


本文: PDF(618.4KB)>>
論文を購入




あらまし: 
マイクロ波用等化器は定抵抗2ポートとなる分布定数回路で構成されることが望まれる.定抵抗2ポートの代表的な回路として橋絡T形回路がある.橋絡T形回路を構成するためには直列素子を必要とし,従来2重同軸線路を用いて等価的に直列素子を得て橋絡T形回路を構成していた.本文では平面的に構成される2線条線路を用いて等価的に直列素子を得ることができ,橋絡T形回路を構成できることを示す.この場合,2線条線路を平面的に構成するために,橋絡T形回路のほかに余分の抵抗分が現れ,それを用いて整合回路を構成しなければならず,全周波数で一定の減衰量が付加される回路としなければ定抵抗2ポートとはならないことが示される.この定抵抗2ポートは抵抗を多区間用いることができ,それを可変にすれば容易に可変等化器とすることができる.本文では固定等化器を設計することを考え,単調増大形および凸形の減衰等化器が設計されうることを示し,単調増大形減衰等化器の試作実験を行い,理論特性によく合う実験結果が示されている.