復号の容易な能率の良い多重誤り訂正符号の一構成法

杉村 立夫  笠原 正雄  滑川 敏彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J61-A   No.11   pp.1091-1098
発行日: 1978/11/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
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あらまし: 
最近のディジタルシステムにおいて,信頼性の改善が最重要な問題の一つとなりつつあり,誤り訂正符号の実用化が進められている.しかし,既存の多重誤り訂正符号においては,能率の良いことと復号の容易さとは一般に相反する問題であるため,現在の段階では特定の場合を除いて,たかだか3重誤り訂正符号が実用化されているにすぎない.本論文では,復号過程を容易にするために積符号の概念を用いると共に能率を改善するために基本となる符号に新たな符号をmod2の演算で重畳するという手法を用いることにより,能率が良く且つ復号の容易な線形符号の構成が可能であることを示す.又,構成例として二,三の符号をあげ,その中には,復号化が極めて容易であるという特長を持ちつつ,しかも現在知られている最も能率の良い符号と同じパラメータを有する符号が幾つか存在することを示す.