脱落誤り及びバースト誤りの両者を訂正する符号の一構成法

 育生  笠原 正雄  滑川 敏彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J61-A   No.10   pp.1042-1049
発行日: 1978/10/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
専門分野: 
キーワード: 


本文: PDF(647.6KB)>>
論文を購入




あらまし: 
ディジタル通信システムにおいては一般に加法的誤りだけでなく,ビット同期誤りも存在する.このようなビット同期誤りは符号語中の数ビットの記号を消滅(これを脱落誤りと呼ぶ)させるために,後続の符号語に更にワード同期誤りを引起すことになる.このため加法的誤りだけでなく,脱落誤りをも訂正し得るような符号を構成することが望まれる.そこで本論文は1ビットまでの脱落誤りと加法的誤りとしてのバースト誤りを共に訂正する符号を提案する.まず符号の構成法を与え,脱落誤りとバースト誤りが一つの符号語中に排他的に生起する場合について復号アルゴリズムを示し,脱落誤りに対するこの符号の訂正能力について述べる.次にバースト誤り中に1ビットの脱落誤りが生起する場合について,この符号の復号アルゴリズムと訂正能力を述べる.最後に本論文で構成した符号においては,脱落誤りを訂正するための検査記号数が符号長と共に相対的にますます無視し得るという興味深い特長を有することを示す.