多線条分布結合線路を用いたn方向電力分配器の考察

永井 信夫  前川 英二  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J60-B   No.3   pp.157-164
発行日: 1977/03/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
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あらまし: 
1つの高周波入力をn個の出力に電力を分配する回路に電力分配器がある.3方向以上のn方向電力分配器は従来分布結合しないn線条線路と抵抗をY接続した吸収抵抗とで構成されるとし,その設計法は知られている.本文はn線条分布結合線路と抵抗を任意に接続した一般的な吸収抵抗とで構成されるn方向電力分配器の解析法と数値例とを示す.本解析法からn線条分布結合線路を1区間のみ用いるとするなら,吸収抵抗はY接続とするときのみ中心周波数で整合,アイソレーションがとれることが分かり,Y接続以外(たとえば平面構成するために隣合った線条間のみ抵抗接続する)の吸収抵抗を用いる場合,2区間以上の線路が必要となる.又,数値例から一般に分布結合線路を使用すれば,分布結合なしの特性より周波数帯域が狭くなるが,2区間線路を用いれば吸収抵抗の選び方によってほぼ分布結合なしの特性のものが得られることが示されている.