2次ディジタル位相同期ループの過渡解析

山下 正光  村田 正  滑川 敏彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J60-A   No.3   pp.229-236
発行日: 1977/03/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
専門分野: 
キーワード: 


本文: PDF(613.9KB)>>
論文を購入




あらまし: 
位相同期ループの過渡解析は極めて重要であるが,2次以上のディジタル位相同期ループについての過渡解析の報告はみあたらない.位相同期ループでは,入力信号の変化に従属的にサンプリング周期が変化することから,定常状態以外ではZ変換は適用できない.筆者らは,差分方程式の漸化法による解とディスクリートな位相面図を用いた過渡解析の手法を提案した.又,2次ディジタル位相同期ループの位相および周波数ステップ応答についてこれを適用し一般解を求めた.その結果を一例として,G.Pasternack,R.L.Whalinの提案したFM復調用ディジタル位相同期ループに適用し,その解析法の妥当性をシミュレーション及び実験で確認した.筆者らの提案した過渡解析法は実験結果と良く一致し,従来得られていなかった過渡応答特性が得られることを明らかにした.又,大振幅動作のディジタル系におけるシーズ周波数が得られた.本論文により提案するこの方法は,周波数ランプ入力や,より高次ループの解析にも適用できる一般的方法である.