Go-Back-N ARQ方式の一般的解析

藤原 値賀人  笠原 正雄  山下 一美  滑川 敏彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J59-A   No.4   pp.295-302
発行日: 1976/04/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
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あらまし: 
ランダム又はバースト誤りが往復の通信路に発生することを許した,Go-Back-N ARQ方式の復号後のビット誤り率および伝送速度に対する一般的解析法を与えた.又,ギルバートのバースト誤り通信路モデルを採用し,単一バースト誤り検出巡回符号を用いるとして,検出不能誤りに存在する平均誤り個数を厳密に且つ簡明な形で導いた.ついでこれらの結果を用いて,バースト誤り通信路におけるGo-Back-N ARQ方式のバフォーマンスを明らかにし,次のような結果を得た.
(1)符号の検出能力を増加させると検出不能誤り中に存在する平均誤り個数は最初増加するが,符号の能力がある程度以上高くなると逆に減少に向う.(2)復号後のビット誤り率を最小にするような冗長ビットの検査記号と確認信号への最適な配分が存在する.(3)伝送速度一定の下で復号後のビット誤り率を最小にする最適ブロック長が存在し,それよりブロック長が長くなると復号後のビット誤り率は急激に悪化する.(4)与えられた伝搬遅延時間に対し,復号後のビット誤り率を最小にするようなGo-Back数Nが存在する.