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広帯域全ディジタル位相同期系
山本 尚生
森 真作
誌名
電子情報通信学会論文誌 A Vol.J58-A No.3 pp.173-179
発行日: 1975/03/20
Online ISSN:
Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文・資料
専門分野:
キーワード:
本文: PDF(492.8KB)
あらまし: 通信系のタイミング波抽出や,検波などに広く用いられている位相同期系をディジタル回路で構成しようとする試みは幾つか行われてきた.しかし,それらの多くには,ジッタ抑圧効果を良くすると同期範囲が狭くなるという共通した問題があった.これは,位相差を量子化した信号で系の出力位相のみを制御しているためである.本文では,位相差を2値量子化した信号で系の出力位相を制御すると共に,自走周波数を制御して広帯域に同期する位相同期系を提案し,実験および解析によってその動作を確認した.解析は,系の自走周波数を固定した場合の出力位相分布を求めて,それらを自走周波数状態の存在確率を重みとして加え合わせた.求められた出力ジッタ及び同期状態は,実験と良く一致した.この方式を用いることによって,出力位相ジッタを小さく押えたまま,同期範囲を広くすることができたが,広帯域において過渡特性を良くするためには,位相差と周波数差の両方を検出する必要があろう.
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