可変標本密度符号化の一方式

川出 隆司  安田 浩  大村 皓一  喜田村 善一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J58-A   No.2   pp.97-104
発行日: 1975/02/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文・資料
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あらまし: 
本論文は,TV電話信号のディジタル符号化における種々の帯域圧縮方式のうちから,有望と考えられる可変標本密度符号化方式を取り上げ,従来の方式の問題点を指摘し,それを改良するような直接量子化形の方式提案を行った.更に,この方式をTV電話信号に適用した場合の最適な量子化特性を,計算機シミュレーション実験によって選択し,選択されたパラメータを用いて種々の画面の符号化シミュレーション実験を行い,その画品質の評価を行った結果について述べたものである.これらの結果から,ここで提案する直接量子化形可変標本密度符号化方式は,4ビットDPCMに相当する画品質を2.8bits/pelのビット速度で伝送可能であり,又,その際のバッファメモリの容量は,送受合わせて10,944bits以上あればよいことがわかった.以上のことから,本方式を使用すれば,1MHz帯域のTV電話信号を,PCM2次群を用いて伝送することも十分可能となる.