フェージングのあるPSK通信回線における位相ジッタの統計的性質と誤り率

宮垣 嘉也  森永 規彦  滑川 敏彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J57-B   No.10   pp.601-608
発行日: 1974/10/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文・資料
専門分野: 
キーワード: 


本文: PDF(480KB)>>
論文を購入




あらまし: 
フェージングのある無線通信系での多相PSK方式の実用化が急速に高まっている現状に対応して,その信号誤り率特性を明確にしておく必要がある.従来の検討はレイリーフェージング下における二進信号の誤り率に限られがちであって,現実の回線で観測される非レイリーフェージングや4相,8相の使用などを考慮すると,十分に論じられてきたとは言い難い.それ故,本論文では,レイリーフェージングを含むもっと一般的かつ広く現実の回線に適用できるm-分布フェージングを取りあげ,その回線における任意相数の多相PSK信号の誤り率特性を統一的に論じた.まず,誤りを生起する位相ジッタの統計的諸性質を解析し,その結果を用いて,多相同期PSK信号の平均誤り率を評価した.その結果を図示して,フェージングの分布形が誤り率特性に及ぼす影響を明らかにした.