帰還路をもつ通信路に関する二,三の考察

平沢 茂一  笠原 正雄  杉山 康夫  滑川 敏彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J57-A   No.8   pp.612-619
発行日: 1974/08/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文・資料
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あらまし: 
雑音のない帰還通信路を持つ離散的な記憶のない通信路において判定帰還を行う場合の畳込み符号,ならびにブロック符号と畳込み符号により構成されたConcatenated符号の帰還誤り指数につき考察した.前者についてはまずViterbi復号法を用い非逐次判定帰還を行うと,Fangが求めた逐次判定帰還を行う場合に比し,拘束長が短く,且つ固定長となることを示した.次いで,ブロック符号と畳込み符号のランダム符号化誤り指数の間における関係と全く相似的な関係が,両符号化の帰還誤り指数の間にも成り立つことを明らかにした.後者については,Concatenationにおいて判定帰還を行うとき,符号化方式と帰還方式の差異による帰還誤り指数の差異につき考察した.その結果,外部符号に畳込み符号を用い且つ内部および外部符号とも判定帰還を行うとき,最も優れた特長を発揮することなどを明らかにした.本考察の結果,判定帰還を行う場合,及びConcatenationにおける判定帰還を行う場合,ブロック符号に比べ,畳込み符号は数々の優れた点を有することを明らかにした.