並列通信路に関する二,三の考察

平沢 茂一  笠原 正雄  杉山 康夫  滑川 敏彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J57-A   No.7   pp.497-504
発行日: 1974/07/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文・資料
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あらまし: 
離散的な記憶のない並列通信路においてConcatenated符号化を行ったときの,復号の誤り確率の評価を行った.その結果,Concatenation誤り指数を与える等価な内部通信路のランダム符号化誤り指数は,合成内部符号化を行ったときは,情報伝送速度に関し同じこう配を与える点のベクトル的な平均で与えられること,又,分離内部符号化を行ったときは,各通信路のそれの平均で与えられることを明らかにした.これらの二つのConcatenation誤り指数をそれぞれ1とみなしたとき,消失のある場合およびない場合の代数的外部復号化に対する誤り指数は,それぞれ2/3,1/2の比となることも明らかにした.合成および分離内部符号化を行ったときの二つのConcatenation誤り指数に関し,後者のそれは,前者のそれより大きいか等しいことを例と共に示した.本論文により,並列通信路における符号化に関する有効な示唆が与えられる.