双方向通信路における符号化の一方式

笠原 正雄  藤原 値賀人  山下 一美  滑川 敏彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J57-A   No.11   pp.818-825
発行日: 1974/11/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文・資料
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あらまし: 
双方向通信路に本質的に適合する新しい符号化法を提案した.この方法は巡回符号を応用したものであるが,従来の方式がただ1個の特性多項式を用いているのに対し,本論文では2種の特性多項式を用いて符号化,復号化を行う新しい方式について考察する.まず,この符号化法を誤り検出-自動再送要求方式に応用した場合に,これら2種の特性多項式に課せられる条件を明らかにし,又,この符号化法を適用した双方向通信システムをバースト誤り通信路を仮定して解析を行った.その結果復号後の誤り率を同一にしたとき,従来の方式と比べ検査記号数がほぼ半分ですみ,伝送能率を改善できることが明らかとなった.次にこの符号化法を双方向通信路における誤り訂正に適用した場合に,これらの2種の特性多項式に課せられる条件を明らかにした.そして双方向通信路が,(i)バースト誤り通信路,(ii)ランダム誤り通信路,(iii)複合誤り通信路であるかに応じて,これらの条件を満足する符号例を明らかにした.