相関検波による平均周波数測定方式の出力SN比

小林 正明  大沢 寿  森永 規彦  滑川 敏彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J56-B   No.9   pp.379-386
発行日: 1973/09/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文・資料
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相関検波方式による定常狭帯域ガウス形ランダム信号の電力スペクトル分布の平均周波数の検出に関し,入力雑音およびリミッタの特性を共に考慮に入れて解析を行ない,本方式の出力の期待値,分散を求め,出力SN比と入力SN比,入力信号および入力雑音の帯域幅,リミッティングレベル,平均時間との関連を明らかにした.その結果,出力の直流レベルにより平均周波数が測定されるが,入力雑音およびスムーズリミッティングの影響を受けて出力にバイアスが生じること,平均時間を入力信号の帯域幅の逆数に比べて十分大きくすれば出力SN比は上昇し,入力雑音があっても測定誤差を小さくできること,入力SN比が無限大であっても有限の平均時間のため出力SN比は有限値にとどまり誤差が伴うが,平均時間を大きくするにつれてこの誤差はいくらでも小さくなること,入力SN比が大きく平均時間が十分長い場合ハードリミッティングを行なうのが有効であることなどが明らかとなった.