消失のある縦続通信路に関する基礎的考察

平沢 茂一  笠原 正雄  杉山 康夫  滑川 敏彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J56-A   No.6   pp.337-344
発行日: 1973/06/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文・資料
専門分野: 
キーワード: 


本文: PDF(679.2KB)>>
論文を購入




あらまし: 
縦続通信路において,(i)個々の通信路は,Concatenationの考え方における外部通信路で与えられ,(ii)消失を含む内部復号化を考える際には,内部符号が消失となったことを後段の通信路に伝えるための特別の符号を加える,などの特徴を有する通信方式を提案し,その性質につき考察した.その結果,内部通信路が離散的な記憶のない通信路において,縦続通信路数M0と,内部符号長nのトレードオフの関係,およびConcatenation誤り指数を1としたとき,消失のある代数的外部復号化,消失のない代数的外部復号化の基準に従ったときの誤り指数は,それぞれ,2/3,1/2となることを明らかにした.また,加法的白色ガウス雑音のある内部通信路と等距離内部符号化を仮定したとき,第iの内部通信路の信号対雑音比Aiと,消失判定のしきい値ti0の積が近似的に一定であることが明らかとなった.本論文により,Concatenated符号は縦続通信路においてもよく適合し,高く評価されるべきことが判明した.