最適(nn)ポート分布定数ハイブリッド回路構成論

田森 道敏  永井 信夫  羽鳥 孝三  松本 秋男  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J55-A   No.4   pp.149-154
発行日: 1972/04/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文・資料
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あらまし: 
通信工学において,一つの入力電力をいくつかの出力ポートに分ける分波器が要求されることがある.これは,その使用目的によっては,入力側で相当な分離度をもつハイブリッド回路でなければならない.このようなハイブリッド回路を周波数の高いところで巻線により実現するのには,種々の技術的困難を伴い,ここで分布定数線路理論を基盤とした多線条線路理論が有用となる.もし,これが(2,2)ポートなら理論上無限に大きい分離度をもつ位相反転形多線条ハイブリッドリング,あるいは二線条方向性結合器などとして実現できる.ところが,通信網の複雑多岐にわたる発展は,分離度がよくしかも広帯域で入出力ポート数の多いハイブリッド回路を要求するにいたった.このような要求に応じて,(2,2)ポート分布定数ハイブリッド回路を(nn)ポートにまで拡張して,実際の回路構成がどのようになるか考察してみようというのがこの報告の目的である.