インタリーブ法による系列の合成に関する一考察

杉山 康夫  笠原 正雄  平沢 茂一  滑川 敏彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J55-A   No.11   pp.607-614
発行日: 1972/11/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文・資料
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あらまし: 
インタリーブ法によるディジタル信号系列の合成に関して統一的な議論を行なっている.インタリーブ法で合成された系列の自己相関関数が合成に使われた複数個の系列の相関関数で表わされることを示し,それをもとに相関関数行列を定義する.この行列を中心として,新しい直交系列,PN系列,多レベル系列の合成を行ない,これに必要な二,三の問題点を明らかにしている.これによって,(i)1のl0乗根をエレメントとする長さm2の直交系列(ただし,l0は任意の整数lmの最小公倍数),(ii)合成の条件に自由度のある直交系列の合成法,(iii)サブ0系列をSingerの定差集合に配置することがPN系列の一つの合成法の必要条件であること,(iv)サブ0系列が一つの場合にサブPN系列のシフト量に関する定理,(v)自己相関関数がmの整数倍シフトを除くすべてのシフトに対して0である長さm・2mの系列,(vi)負のサイドピークをもつ系列,(vii)直交系列に近い特徴をもつ3レベル系列,などを導いている.これらのことから,インタリーブ法が系列の合成法において一つの有効な手段であることを明らかにしている.