tan-1の入出力特性を持った発振器の一考察

鈴木 敬三  滑川 敏彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J54-A   No.4   pp.218-224
発行日: 1971/04/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文・資料
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あらまし: 
能動素子の入出力特性をtan-1で表わし,等価回路から二次の非線形常微分方程式を導き,その式によって各種のマルチブバイブレータを表現できることを示した.非線形システムの安定,不安定に関する定理を用いて,双安定のマルチブバイブレータになるための条件を求めた.これらの回路の解析は主に位相面解析法で行なった.バイアスを考慮した発振器について,漸近法を用いて解析した.漸近法による第2近似解からバイアス変化に対する振幅の変化は,バイアスを与える方向によってヒステリシスを持つ,そしてその高調波成分はバイアスによって複雑に変化する.また発振周波数について電子計算機によるRunge-Kutta法による解と比較したがよく合うことがわかった.これらの解析結果の中に特別な場合として従来から解かれていたVan der Polの結果を含むことがわかった.