二つの雑音振幅変調波と背景雑音に対する検波器の応答

森永 規彦  滑川 敏彦  青柳 健次  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J51-C   No.7   pp.287-294
公開日: 1968/07/25
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Print ISSN: 0373-6113
論文種別: 論文・資料
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あらまし: 
従来,雑音変調系に対する検波系の解析としては,変調された1つの雑音搬送波を対象とするものはあるが,入力が変調された複数個の雑音搬送波と雑音とからなる場合の解析はない.本論文では,入力が,2つの雑音振幅変調波と背景雑音とからなる場合を仮定し,一般に,半波ν乗則素子を用いた検波系に対する出力自己相関関数を求め,それを基本式とし,特に,2つの雑音振幅変調波のうち,一方が他の信号および雑音に比べて十分大きい場合について理論的考察を行なった.その結果,正弦搬送波に対する場合と同じように,半波直線素子だけが,本質的に,つぎに示す2つの基本特性,すなわち,(1)強い信号に関しては包絡線検波器として動作する,(2)微弱信号に関しては混合器として動作する,を有することが判明し,同時に,背景雑音の影響,変調度の変化についても考察を行なっている.