皮膜抵抗列電波吸収体の最平たん設計法

西村 萬平  滝山 敬  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J51-B   No.5   pp.207-211
発行日: 1968/05/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文・資料
専門分野: 
キーワード: 


本文: PDF(420.8KB)>>
論文を購入




あらまし: 
皮膜抵抗を4分の1波長間隔で配列した整合負荷の周波数特性が最平たん特性を得るための設計方法について示した.始めに,n段形整合負荷の一般的な設計方法について述べ,1~4段形について皮膜のコンダクタンス(gi)を求め,その周波数特性を明らかにした.さらに上記の設計理論を用いて,誘電体を用いた全長の短い整合負荷の設計を行なったとき,誘電率の最適な配列方法を示した.つぎに1枚の抵抗皮膜の前面に誘電体を重ねていくことにより平たんな特性が得られることについて示し,その最適値を明らかにした.以上の計算結果よりgiの値により周波数特性が著しく変化するため,このgiの製作誤差による帯域幅の変動について論じ,その保証される帯域幅を明らかにした.さらに現在のところ,実際の皮膜抵抗は純抵抗のものが得にくいため並列サセプタンスを含んだ皮膜抵抗列整合負荷の設計方法について述べ,2段形にてその設計値を明らかにした.実験は4GHzにて2段形の設計を行ない周波数特性を実測した.3.4GHz~4.5GHzの間でVSWR=1.05以下の特性が保証された.