帯域制限されたDSSS/CCK/OFDM変調に対する狭帯域干渉波の周波数の違いを考慮したPER推定と最適方式選択

高谷 和宏  奥川 雄一郎  富田 大將  梅田 康希  松嶋 徹  小川 将克  久門 尚史  和田 修己  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J102-B   No.3   pp.215-227
発行日: 2019/03/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2018PEP0007
論文種別: 特集論文 (EMC設計・対策に貢献するシミュレーション・評価技術論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
ディジタル変調,  DSSS,  CCK,  OFDM,  電磁干渉,  パケット誤り率,  SINR,  

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あらまし: 
無線システムと様々な機器がより稠密に設置されるIoT環境において,電磁干渉による伝送遅延を低減するためには,パケット誤りや再送を検知して伝送速度等を変動させる従来の適応制御よりも,最適なディジタル変調方式や通信パラメータをあらかじめ選択して伝送できることが望ましい.本論文では,DSSS/CCK/OFDM方式を対象として,伝送帯域の一部に狭帯域干渉波が混入する際の干渉波の周波数の違いがSINRに与える影響を考慮したPER推定と,PER推定に基づく最適なディジタル変調方式の選択について述べる.PER推定と実験的検証の結果,DSSS及びCCK受信機のBPFや逆拡散処理が狭帯域干渉波に与える影響は,干渉波の周波数の違いによって10 dB以上異なるため,その周波数依存性を考慮することがSINRの評価やPER推定において不可欠である.また,SINRに応じて最適なディジタル変調方式を選択する制御により,従来の適応制御よりも再送数や伝送遅延の低減が可能である.