ハーフブリッジ回路上側アームの過渡電圧測定におけるコモンモード電圧補償法

林 慧  舟木 剛  井渕 貴章  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J102-B   No.3   pp.176-183
発行日: 2019/03/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2018PEP0001
論文種別: 特集論文 (EMC設計・対策に貢献するシミュレーション・評価技術論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
ワイドバンドギャップ半導体デバイス,  フローティング測定,  差動プローブ,  CMRR(Common Mode Rejection Ratio:同相成分除去比),  補償法,  

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あらまし: 
ワイドバンドギャップ半導体デバイスは高速スイッチング動作が可能であるが,同時に大きなdv/dt,di/dtに伴って回路電圧・電流に高周波リンギングが発生する.負極接地されたハーフブリッジ回路の上側アームの電圧応答の測定において,差動プローブの測定周波数帯域内で十分なCMRR(Common Mode Rejection Ratio:同相成分除去比)が得られない場合,測定結果はコモンモード電圧の影響を受ける.本研究ではCMRRの異なる差動プローブを用いて,コモンモード(CM)電圧が測定結果に与える影響を評価する.更に同時にシングルエンドプローブで測定する下側アーム電圧を用いて,差動プローブ特性に基づいたCM電圧補償法を提案する.本提案手法により,CMRRの低い差動プローブでも,CM電圧の影響を除去した測定が可能となる.実験により提案手法の妥当性を検証した.