我が国で創出された環境電磁工学におけるEMC研究の技術報告にみる独自性と将来方向

藤原 修  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J102-B   No.3   pp.168-175
発行日: 2019/03/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2018PEI0001
論文種別: 招待論文 (EMC設計・対策に貢献するシミュレーション・評価技術論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
EMC,  環境電磁工学,  EMCJ,  技術報告,  独自性と将来方向,  

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あらまし: 
2017年は環境電磁工学研究専門委員会(EMCJ)発足40周年にあたることに鑑み,「環境電磁工学」に関する2006〜2016年の過去10年間にわたるEMCJ技術報告の調査から,我が国におけるEMC研究の技術動向と特徴を明らかにし,将来の方向性を示した.EMCの概念を拡げ,電磁界の生体影響を視野に入れた「環境電磁工学」という新たな学問分野が我が国で創出されたことは,欧米・アジア圏でも例はない.今後の電波エネルギーの利用拡大と多様化に伴い,技術革新をもたらすワイヤレス電力伝送,医療機器を含むウェアラブル端末や第5世代移動通信に対して,情報伝送の「信頼性・セキュリティ」と人体の「安全性」を確保・担保するには,「生体・機器システムのEMC」を標榜してきた,我が国の特徴的な日本型EMCが必須の要求事項となろう.