5GHz帯屋外実環境におけるMassive MIMO基地局素子配列の検討

宍戸 洸太  西森 健太郎  佐々木 克守  大島 一郎  谷口 諒太郎  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J102-B   No.2   pp.62-71
発行日: 2019/02/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2018GTP0001
論文種別: 特集論文 (新たな技術領域を開拓する学生論文特集)
専門分野: アンテナ・伝搬
キーワード: 
Massive MIMO,  スモールセル,  平面アレーアンテナ,  ブロック対角化法,  

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あらまし: 
2020年の5Gの実現に向けて,高周波による伝搬損失補償や干渉低減を可能とするMassive MIMOが注目されている.基地局アンテナに非常に多くの素子を搭載するため,Massive MIMOの基地局アンテナの形状は数多く考えられているものの,その多くは素子を正方配列したものや円筒配列にした形状に限定されており,定量的に評価した検討は少ない.本論文では,5 GHz帯のスモールセル環境を想定した伝搬試験を行い,伝搬チャネル行列を取得した.取得した伝搬チャネルより,基地局の素子配列及び素子数,ユーザ数を変化させた場合において,BD (Block Diagonalization)法によるMU-MIMO (Multi User-MIMO)伝送における達成可能なビットレートを計算した.その結果,水平方向へ素子を配列させることでビットレートが高くなり,ユーザ数が増加するほどその効果は大きくなることを示す.