マルチホップ無線ネットワークにおける通信フローを考慮した指向性通信方式

大塚 強史  山本 潮  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J102-B   No.2   pp.52-61
発行日: 2019/02/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2018GTP0006
論文種別: 特集論文 (新たな技術領域を開拓する学生論文特集)
専門分野: ネットワーク
キーワード: 
マルチホップ無線ネットワーク,  指向性通信,  通信フロー,  経路制御,  

本文: PDF(768.4KB)
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あらまし: 
本論文では,マルチホップ無線ネットワークにおいて指向性アンテナを用いた指向性通信を行う際に発生するDeafness問題の影響を軽減するために,多方向からの通信フローの中継を抑制するように送信元ノードから宛先ノードまでの経路構築を行う方式を提案する.各ノードは現在自身が中継している通信フロー情報を管理し,隣接ノードから経路発見要求パケットを受信した際に通信フロー情報に基づいて事前通知が必要な方向数に関するコスト計算を行い,コストの値が低い経路を選択する.提案方式により,データフレーム送信前の隣接ノードへの事前通知を削減することが可能となり,パケット到達率の増加や通信遅延の減少などの通信性能の向上が期待できる.