人体の減衰を考慮した複数ユーザ環境における60 GHz帯WBAN間干渉環境のシミュレーション評価

秋元 浩平  本良 瑞樹  亀田 卓  末松 憲治  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J102-B   No.2   pp.44-51
発行日: 2019/02/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2018GTP0002
論文種別: 特集論文 (新たな技術領域を開拓する学生論文特集)
専門分野: ネットワーク
キーワード: 
人体領域通信,  人体遮蔽,  ウェアラブルノード,  干渉環境,  60 GHz帯,  

本文: PDF(1.2MB)
>>論文を購入


あらまし: 
ミリ波帯を用いたWBAN(wireless body area network)は人体による干渉波の減衰が大きいため WBAN間干渉の問題を解決する手法の一つとして期待されている.本論文ではミリ波帯WBANが混雑環境において干渉抑制に有効であることを示すため,ミリ波帯WBAN間干渉モデルを提案し,混雑時における人体遮蔽を想定したミリ波帯WBAN間干渉環境の検討を行う.干渉波に対する4種類の減衰を考慮したWBAN間干渉波伝搬のリンクバジェットを導出し,被干渉ユーザと与干渉ユーザ間での干渉の発生条件を考察する.計算機シミュレーションにより混雑環境におけるミリ波帯WBANのWBAN間干渉環境を評価する.その結果,WBANユーザ1人あたりに対する平均干渉WBANユーザ数はユーザ密集環境において約7局に収束し,ミリ波帯WBANがWBAN間干渉の抑制に非常に効果的であることを示す.