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入力形式及び処理方法の異なる各種追尾フィルタの関係
網嶋 武 鈴木 信弘
誌名
電子情報通信学会論文誌 B
Vol.J102-B
No.2
pp.153-161 発行日: 2019/02/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2018JBP3016
論文種別: 論文 専門分野: 航行・誘導・制御方式 キーワード: 測位, 追尾, カルマンフィルタ,
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あらまし:
追尾フィルタでは,その入力値の形式及び処理方法の違いにより,様々な方式を構築することができる.観測値から計算した測位結果を追尾フィルタにより平滑する方式(Localization based tracking (LBT)),観測値を直接入力値として処理する方式(Direct measurement tracking (DMT)),更に,観測値を一つずつ処理する方式(Sequential input tracking (SIT))が知られているが,これらの方式の関係は明らかでない.本論文では,LBT方式及びDMT方式の平滑誤差共分散行列及び平滑値が等価であることを示した.また,全観測値を処理した後に得られたSIT方式の平滑誤差共分散行列及び平滑値も前記2方式と等価であることを示した.更に,SIT方式において,一つずつ処理する際の平滑誤差共分散行列の推移を明確化した.この結果により,一つずつ処理する際の平滑誤差共分散行列は,処理の経過に伴い改善するが,第1回目の処理のみ,改善を保証するには条件が伴うことを明らかにした.
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