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複数周波数帯同時利用無線LANにおけるIR-HARQによる周波数利用効率の改善
雨澤 泰治 夜船 誠致 周東 雅之 薗部 聡司 杉谷 敦彦
誌名
電子情報通信学会論文誌 B
Vol.J102-B
No.2
pp.106-119 発行日: 2019/02/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2018JBP3028
論文種別: 論文 専門分野: 基礎理論 キーワード: 再送制御, IR-HARQ, 無線LAN, 複数周波数帯, RC-LDPC符号,
本文: PDF(1.7MB) >>論文を購入
あらまし:
自営系無線システムの増加,セルラシステムからのオフロードの増加,2020年に開催される東京オリンピック/パラリンピックに向けた公衆無線LAN (Local Area Network)の増設,IoT/M2M (Internet of Things/Machine to Machine)の利活用が積極的に進められていることからアンライセンスバンドが逼迫しており周波数利用効率の向上が求められている.我々は,利用可能なチャネル及び利用時間に少なからず偏りがある点に注目し,未使用となっている複数の周波数帯のチャネルをリアルタイムに把握し,柔軟にかつ同時利用することで周波数利用効率を向上させる無線伝送技術(複数周波数帯同時利用無線LAN)の検討を行っている.本論文では,IEEE802.11規格の後方互換性を保ちつつ複数周波数帯同時利用無線LANにおいてIR-HARQ (Incremental Redundancy- Hybrid Automatic Repeat reQuest)を適用する再送制御技術について提案する.CTS (Clear To Send)フレームのDuration fieldを用いて再送ビット数を通知する技術,再送ビット数を累積相互情報量から決定する技術,再送するパリティビットを柔軟に生成できるQC (Quasi-Cyclic)型のRC-LDPC (Rate Compatible Low Density Parity Check)符号について提案し,周波数利用効率の改善に効果があることを示す.
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