フレーム送信時間の異なる端末が混在するIEEE 802.11無線LANの性能評価手法

李 想  塩田 茂雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J102-B   No.1   pp.11-22
発行日: 2019/01/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2018JBP3021
論文種別: 論文
専門分野: 地上無線通信,放送技術
キーワード: 
IEEE 802.11,  フレーム送信時間,  チャネルビジー時間,  性能評価,  計算量,  

本文: PDF(1.3MB)
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あらまし: 
端末を少数のマクロ状態(チャネルアイドル状態,送信状態,キャリアセンス状態)に縮約して表現し,端末の状態とフレームキュー長の変化を連続時間マルコフ連鎖で記述するIEEE 802.11 DCF用性能評価モデルを,フレーム送信時間(フレーム長や送信レイト)が端末によって異なるケースを扱えるように拡張する.フレーム衝突時のチャネルビジー時間は,衝突に会ったフレームの中で送信に最も時間のかかるフレームの送信時間に等しい.衝突を起こす端末の組合せを全て考慮して衝突時のチャネルビジー時間を決定するのは容易でなく,端末数が増えると衝突を起こす端末の組合せ数が爆発する.本論文では,衝突時のチャネルビジー時間を,厳密にかつ端末数の多項式オーダーの計算量で評価する手法を示す.