エラーを起こすエージェントの割合が少数派ゲームにおける社会的効率に与える影響

大山 知宏  河又 裕士  秋山 英三  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J101-D   No.9   pp.1354-1362
発行日: 2018/09/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 10.14923/transinfj.2017SAP0011
論文種別: 特集論文 (ソフトウェアエージェントとその応用論文特集)
専門分野: マルチエージェントシミュレーション
キーワード: 
少数派ゲーム,  エラー,  異質性,  社会的効率,  

本文: PDF(765.9KB)
>>論文を購入


あらまし: 
本研究ではエラーを起こすエージェントとエラーを起こさないエージェントが混在するとき,エラーを起こすエージェントの割合が少数派ゲームにおける「社会的効率」に与える影響を分析した.各エージェントが起こすエラーとしてMemory Error(記憶のエラー)を考えた.シミュレーション分析の結果,エージェントの記憶長が小さい場合,集団内にエラーを起こすエージェントが占める割合が大きいほど社会的効率が良くなることが分かった.更に,エラーを起こすエージェントの獲得利得がエラーを起こさないエージェントの獲得利得よりも平均的に大きくなることが分かった.一方記憶長が大きい場合,記憶長が小さい場合と逆の結果が得られた.