情報統合過程にもとづく潜在的観光資源発掘手法の構築

家入 祐也  中島 悠  菱山 玲子  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J101-D   No.9   pp.1325-1333
発行日: 2018/09/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 10.14923/transinfj.2017SAP0018
論文種別: 特集論文 (ソフトウェアエージェントとその応用論文特集)
専門分野: エージェント応用
キーワード: 
情報統合過程,  観光情報,  印象形成,  モバイルコンピューティング,  

本文: PDF(1.4MB)
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あらまし: 
観光資源として魅力をもちながら人々から認知されていない観光資源は「潜在的観光資源」と呼ばれている.これらの潜在的観光資源は,観光ガイドブックに紹介される機会に乏しく訪問機会の損失につながっている.そこで本研究では,こうした潜在的観光資源を発掘するための手法を提案する.研究では,既に知られている観光資源に潜在的観光資源の候補を組み合わせた街歩きアプリのコンテンツを生成し,散策実験から各資源の印象評価データと散策行動ログを取得した.これらのデータから資源間で相互に与え合う影響による各資源の評価の変化(資源間の相互作用)に着目して潜在的観光資源を発掘するために,有名な観光資源とともに潜在的観光資源の候補を訪問することによる情報の統合過程にもとづく計算モデルを構築した.このモデルによる分析から,満足度の高い印象形成を促進する観光資源の間の関係性を見出すことができ,資源単体の評価に着目するだけでは発掘できなかった潜在的観光資源を新たに発掘することができた.