球面上の重要度分布予測に基づく全天球画像の初期視点生成

原 崇之  柿沼 明宏  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J101-D   No.9   pp.1237-1249
発行日: 2018/09/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 10.14923/transinfj.2018IEP0001
論文種別: 特集論文 (画像符号化・映像メディア処理論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
全天球画像,  初期視点,  重要度予測,  深層学習,  von Mises-Fiser分布,  

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あらまし: 
全天球画像を閲覧する際の初期視点を画像の内容に応じて適応的に生成する方法を提案する.初期視点生成は画像から重要領域を切り出すクロッピング技術に関連するが,球面構造をもつ全天球画像に従来の平面画像を対象としたクロッピング技術を直接的に適用することは不向きである.提案手法では,部分特徴抽出と全体統合の構造をもつ球面対応のニューラルネットワークによって,全天球画像上の重要度分布を予測する.そして,重要度分布が球面上の確率分布であるvon Mises-Fisher分布に従うという仮定のもと,予測された分布の平均と集中度の推定値から初期視点の中心位置と画角を決定する.実験により,提案手法は人手で設定した全天球画像の初期視点を効果的に推定でき,官能評価により,生成された視点は85%が許容可能であることを示す.