ランダム信号のDFT係数のための多次元二成分混合型球対称ガウス分布モデルとそのパラメータ推定

齊藤 隆弘  小松 隆  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J101-D   No.9   pp.1224-1236
発行日: 2018/09/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 10.14923/transinfj.2018IEP0002
論文種別: 特集論文 (画像符号化・映像メディア処理論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
統計的モデリング,  劣化,  疎表現,  信号復元,  動画像処理,  

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あらまし: 
筆者らは先に,3次元平均値分離型短時間DFTを動画像雑音除去に適用し,世界最高水準の動画像雑音除去手法と対等以上の雑音除去性能を有することを実証している.3次元DFTの動画像復元への高い適合性に鑑み,本論文はDFT係数の統計的モデリングに焦点を絞り,信号の疎性と劣化モデルを考慮した多次元二成分混合型球対称ガウス分布モデルを取り上げ,モーメント法のアプローチに準じてそのパラメータを推定する問題を定式化し,その唯一解を収束解として求める高速な反復解法を導出した.本反復解法では,高々4回程度の反復更新で収束解が得られる.また,動画像復元への応用に向け,多次元二成分混合型球対称ガウス分布モデルの階層化について述べるとともに,この確率分布モデルに基づくベイズLS推定関数として,DFT係数の位相保存型Shrinkageを構成している.