折り紙支援のための紙領域追跡手法の改良

島貫 博  渡邉 豊英  朝倉 宏一  佐藤 秀樹  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J101-D   No.6   pp.958-965
発行日: 2018/06/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 10.14923/transinfj.2017LEP0035
論文種別: 特集論文 (学びの変化と新しい教育・学習支援技術論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
折り紙操作支援,  カメラ画像,  操作手順教示,  拡張現実 (AR),  

本文: PDF(1.5MB)
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あらまし: 
通常折り紙作品を作成するとき,折り紙教本などに掲載された折り図を見ながら折る.しかし,折り図が見づらい,理解が難しいといった理由から,折り操作を完了できないことがある.そこで,我々はカメラで撮影した手元の折り紙の上に操作情報を重畳表示する折り操作支援システムを開発している.本システムでは,作品を完成させるために必要な操作過程を記述する教示モデルに基づいてユーザへの支援内容を決定する.ユーザの状態を常に把握し,遅延のない細密な操作支援を実行するためには,カメラ画像内の紙の状態を認識及び追跡にかかる時間を極力低減することが望まれる.また,ユーザが折り操作に集中できるよう,画像認識の結果を意識させることなく支援することも重要となる.本論文では,処理遅延の発生しない,実時間での折り操作支援を実現するための効率的なアルゴリズムを明らかにする.このアルゴリズムは,既存手法と比べ格段に高速で,かつ一時的に追従が失敗しても,すぐに復帰できるという特徴を有す.