グループディスカッションにおける発言者の言語/非言語の表出と評価者評価の関係の分析

武川 直樹  中山 知大  徳永 弘子  大和 淳司  山下 直美  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J101-D   No.2   pp.284-293
発行日: 2018/02/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 10.14923/transinfj.2017HAP0016
論文種別: 特集論文 (ヒューマンコミュニケーション〜伸縮自在のコミュニケーション〜論文特集)
専門分野: ヒューマンコミュニケーション基礎
キーワード: 
グループディスカッション,  言語/非言語,  採用評価,  評価基準,  論理性,  発話機能,  

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あらまし: 
近年,採用選考の場面でグループディスカッション(以下GD)を課す企業が増えている.GDは,就職希望者の論理性,知識,協調性が同時に評価できるためと考えられる.しかし,就職希望者にとってこのような多面的な能力を獲得し,採用場面で発揮することは難しい.また,採用側にとっても能力を合理的に評価することが難しい.本研究は,採用選考時のGDにおいて意見を伝える能力の評価に焦点をあて,評価者の主観的な評定値を正解とする従来方法の問題を検証するために,客観的に評価した論理性とパラ言語/非言語の多寡・評価者評定の関係を仮説に基づいて分析・検証して明確な合理性を導入することを目標にしている.そのため模擬的なGDを実施し,評価法を実験的に検証した結果,評価基準を構成する主要な評価項目,及びその関連性を明らかにした.また,学生,企業の両者にとって合理的な選考基準により論理性を評価するための指針を提案した.