ディレクトリ優先方式における未参照バッファ数に着目した入出力バッファ分割法

横山 和俊  土谷 彰義  山本 光一  河辺 誠弥  山内 利宏  乃村 能成  谷口 秀夫  
(システム開発論文)

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J101-D   No.1   pp.46-56
発行日: 2018/01/01
Online ISSN: 1881-0225
論文種別: 特集論文 (システム開発論文特集)
専門分野: ソフトウェアシステム
キーワード: 
入出力バッファ,  バッファキャッシュ,  ファイル,  ディレクトリ,  オペレーティングシステム,  

本文: PDF(1.4MB)
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あらまし: 
利用者が優先して実行したい処理(優先処理)の実行時間を削減する方式として,ディレクトリ優先方式が提案されている.この方式は,入出力バッファを保護プールと通常プールの二つの領域に分割し,指定したディレクトリ直下のファイル(優先ファイル)を優先的に保護プールにキャッシュする.しかし,ディレクトリ優先方式は,保護プールのサイズが単調に増加するため,優先ファイル以外のファイル(非優先ファイル)のキャッシュヒット率を著しく低下させ,全体の処理速度を低下させることがある.そこで,本論文では,保護プールと通常プールのサイズをアクセス状況に合わせて変化させ,優先ファイルを優先的にキャッシュしつつ,非優先ファイルのキャッシュヒット率の著しい低下を防ぐ方式を提案する.また,評価より,提案方式はLRU方式より性能が優れており,かつ非優先処理の著しい速度低下を防ぐことを示す.