算数計算式の構造的理解の促進を指向した工夫計算の作問学習演習システムの設計開発と実践的利用

榎本 浩義  林 雄介  平嶋 宗  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J101-D   No.12   pp.1527-1538
発行日: 2018/12/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 10.14923/transinfj.2018JDP7018
論文種別: 論文
専門分野: 教育工学
キーワード: 
算数計算式,  構造的理解,  工夫計算,  作問学習,  実践的利用,  

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あらまし: 
本研究では,算数計算式に対する構造的理解の促進,及びそれに基づく算数と数学の式に対する理解のギャップの解消を目指して,工夫計算作問学習演習システムを設計・開発し,算数授業における実践的利用を行った.工夫計算は計算式を構造的に捉えることを必要とする課題であるといえることから,算数の中で計算式を構造的理解の対象として取り扱いを学ぶことができる題材としてそれを取り上げた.開発したシステムは,構造操作である工夫計算の学習に適した,解法ベースの作問学習を行える機能を備える.公立小学校6年生3クラス1時限の授業における実践的利用を通じて,システムが授業と連動した形で利用可能であったこと,及び,プレテスト,ポストテストの結果から,工夫計算増加,筆算減少,暗算増加の形で児童の計算方法に変化を与えたことを示唆する結果を得たので報告する.